原位置撹拌ソイルセメント地中連続壁工事において、固化液作製の際に流動化剤(アロンソイル)を添加、使用し地中連続壁を造成します。
- 地中障害物の撤去、ガイドウォールの設置後、削孔混練機を施工位置にセットしします。
- 1の作業と併行して、プラントで掘削液または固化液を作製します。
- 掘削液または固化液作製時に、計画配合量のアロンソイルをミキサーまたはアジデータ内に投入、混練します。
- 掘削液または固化液を吐出しながら施工対象土を掘削撹拌してソイルセメント壁体を造成します。
また撹拌補助として壁体底部よりエアーブローを行います。 - 所定の位置に芯材(H鋼等)を挿入します。
- 1~5を繰り返しながら、ソイルセメント連続壁を造成します。
土木・建築工事での仮設山留め壁および止水壁、地盤改良工事等に適用します。
造成方法としては、下記の原位置攪拌ソイルセメント連続壁に適用します。
- 多軸削孔方式地中壁
- 削孔径:550mm、600mm、650mm、850mm、900mm、1,000mm、1,100mm
- 削孔深度:一般径 40m迄、大口径 55m迄を標準とする。
- 横引掘削方式地中壁
- 壁厚 :550mm、600mm、650mm、700mm、750mm、800mm、850mm
- 削孔深度:使用機種により35m迄、または50m迄、を標準とする。
- 深層混合改良工法
<自然条件>
- 玉石、巨礫混じりの礫層の場合、アロンソイルと増粘剤を併用する等の工夫を要します。
- 固化液の混練水または対象土に酸が混入している場合、セメントの固化に支障を生じる可能性があるため、室内試験等で確認する必要があります。